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第3回 西秋書店
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▼西秋書店 代表取締役 西秋稔氏談 当店は開店してから24年になりまして、専門書、学術書とくに近代文学、評論、全集を主に扱っています。お客さんはほとんどが図書館や研究者の方々です。ですからどうしても自家目録による販売が主体になります。現在はそれに加えてインターネットでの販売もやってます。
商売を始めて最初の10年間くらいは白山通りに面した場所に店を構えておりました。しかし、今申したように、店で売る比率が少ないので、店を大通りに面したところに出しておく意味があまりないこともあって、こちらのほうに引っ越してきました。もともとはここは倉庫にしてあったところです。 私は日本書房の息子でして、生まれも育ちも神田です。日本書房は戦後できた書店で、神田の古書店の中では新しいほうです。おやじは日本書房を作る前は北沢書店で修行しました。今は北沢書店というと洋書、英文学ですが、以前は日本史も国文もやっていた総合書店でした。
目録は年に一回、秋に出してます。臨時に春にも出すことがありますが、基本は一回です。目録はこちらの店に移ってきてから出し始めました。目録には図版などが入っていないのですが、これは当店が扱っているのが専門学術書ですから、装丁も地味目なものがほとんどで、あまり図版の意味がないということが理由です。 当店は児童文学の研究書を割合に扱っているほうで、上野の子ども図書館にも品物を納めております。近代文学が一通り図書館などでそろってしまったこともあって、児童文学関係が見直されてきていることは確かです。
インターネットを始めてから、日本だけでなく外国からの注文が舞い込むことが多くなりました。当店で扱っているような学術書を外国でも読んでくれる人がいるというのはやはりうれしいですね。 地方の方もインターネットで検索して本を注文して下さいます。研究者の方とその予備軍以外の方でも、趣味で当店にあるような学術書を読んでいる人もいます。地方の歴史上の人物とか文学者を調べている方などがいて、こういう方たちは時間をかけて息長くひとつのテーマを追っています。たとえば仕事をしながら森鴎外関係の本を集めている人や、地方から必ず月に一回こちらにやってきて宮沢賢治関係のものならみんな買ってくださる人がおります。
■西秋書店
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